【ご見学にいらっしゃった五郎丸さんからご感想をいただきました!】

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【ご見学にいらっしゃった五郎丸さんからご感想をいただきました!】
 
5月の終わりに松山からご見学にお越しいただいた松山の病院のワーカー、五郎丸さん。ご感想をお送りいただきましたので掲載させていただきたいと思います。誠実なお人柄が印象的な方でした。

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リカバリーカレッジを体験して

5月25日リカバリーカレッジたちかわをついに!体験することが出来ました。午前中は一般課程の「リカバリー入門」の体験をさせていただきました。
 
リカバリーカレッジの概論に入る前に「安心のための同意」という時間がとられ講座に参加する上での企画者の思いが説明され、そこにはリカバリーカレッジの考え方の主軸であろう「その人しか持っていない経験や価値観を互いに敬意をもって分かち合える場にしたい」ということを話されました。安心して当事者としても支援者としても在ることができるのと同時に、来訪者である私にも安心であることを身をもって体験したのですが・・・
 
なんと、自分でも驚くことに松山からの手土産の坊ちゃん団子をホテルに忘れてきたという大失態。何か心の底辺がざわめいて安定しないことを自身の中で留めておかなくていいんだ!という解釈でそのことを話し、気持ちの3重構造まで余すことなくあらわにしました。その「ちょっとはみ出しちゃったかな」感も進行の方々からあたたかく支持してもらいほっとできました。来訪者の気持ちにもやさしいユニバーサルな?「安心のための同意」は勝手ながら「リカバリーカレッジだねー」と学びました。
 
リカバリー概論の内容は、改めて整理のできる内容であったし、ここからでもグループの皆さんでたくさんおかずにして話したい内容でした。グループワークは、参加者それぞれの生きてきた中でのリカバリー体験を出し合い、話していいし、話さなくてもいい場の中で、やっぱり話したくなるよねといった感想でした。
 
私は支援者というカテゴリーに入るのですが、それはそれでこういう場に来ると異端児的な気持ちにもなります。人生という軸で語る中でじわりとそれが融解されることがこのカレッジの意味なのかなあ、と分かったような風で今回は書かせてもらいます。
 
空間の明るさや令和風?なポップさも感じるアイテムがやはり良いよなあ、と昭和なおじさんとしては思うのでした。
 
参加者の皆様、カレッジのスタッフの皆様、温かく迎えていただき、感謝しきりです。貴重な時間をありがとうございました。
 
五郎丸 岳也