【アンガーマネジメント (2月9日)】

【アンガーマネジメント (2月9日)】

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【アンガーマネジメント (2月9日)】
今日のリカバリーカレッジ、午前中の講座は「アンガーマネジメント」でした。

アンガーマネジメントというと最近はコンビニでも関連書籍を見かけますし、企業研修などでも積極的に取り入れられている印象を受けます。怒りというものは様々な角度から語ることができるものだと思うのですが、今回この講座を受講して強く心に残ったのは「怒りの本質」に関してです。

人間は誰でも「○○すべき」というような信念を持っているわけですが、それは万人に当てはまるものではありません。例えば「歩道は左側を歩くべき」と思っていても実際には右側を歩いている人も多いわけです。このように自らの信念と現実とのギャップが怒りの根源であり、コントロール不能な他者の存在が我々を怒りに駆り立てるわけです。

このことは仏教でも説かれています。四苦八苦の中に「求不得苦」というものがありますが、これは読んで字の如く「求めても得られないものを求める」ことで生じる苦しみで、これを渇愛と表現したりもします。

また、アメリカのラインホルト・ニーバーは有名な「祈り」の冒頭で以下のように祈ります

「神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。」

この「ニーバーの祈り」はいろんなところで引用されますし、精神保健分野ではAA(アルコール依存症者の自助グループ)の12のステップに取り入れられたりしています。

求めても得られないもの、変えられないものとはまさに他者です。人間は他者をコントロールすることはできません。できるとすればそれは支配であって健全な人間関係ではありません。

過去と他人は変えられないとよく言われますが、変わっていける可能性のある存在、それは「いまここ」の自分自身だけなのでしょうね。

【カレッジ運営委員 清野さん】