【リカバリーストーリーにふれる(2)】
梅雨明けしたらすっかり夏模様の東京・立川。リカバリーカレッジたちかわの春期講座も順調に進行中です。本日の午前中は【リカバリーストーリーにふれる】の二回目が行われました。進行はいつもの【りょーさん】でした。
リカバリーストーリーはリカバリーカレッジの中核をなす講座です。本場イギリスではリカバリーカレッジの到達目標の一つに「学生が自分のリカバリーストーリーを語れるようになること」があり、それを目指す講座自体も二段階になっていたりと充実しているそうです。
たちかわではまだそこまでの講座レベルには達していませんが、まずはリカバリーストーリーに触れる中で感じたり考えたりすることを大事にする【ふれる】の講座を行っています。
初回はリカバリーストーリーとは…を掘り下げてきましたが、今回は実際のリカバリースト―リーを体感しようということで、最近は事務局としても頑張ってくれている嶋さんにゲストとして登場していただき、語りを皆で聴く機会を持つことになりました。
嶋さんのストーリーは淡々とした語り口の中で進むマイルドタイプ。聴く側もお話と適度な距離が保てている感じで揺らされすぎることはありませんでしたが、それでも多くのご苦労をされて今の嶋さんが形成されていったことを知り、今まで以上に身近に感じることができた気がしています。また、「人間は本来、力強いものを秘めている」という嶋さんのメッセージもグッときました。事後のアンケートでも皆さんの心の中に、しっかりと嶋さんという存在、彼の物語が浸透していったのが伺えました。
後半は小グループで嶋さんのお話やリカバリーストーリーについて思いを共有したり、ディスカッションしたりする時間を取りました。「緊張するけど、自分もいつか語ってみたい」と話される方もいらっしゃって、語りの持つエネルギーや希望の感覚の強さを改めて感じさせられた1コマでした。
【事務局 山本俊爾】
【リカバリーストーリーにふれる(2)】
