【SLOW WARP ③】
皆さまこんにちは。前回投稿に引き続き本日開催された講座についてご報告いたします。池田真砂子さん(WRAPファシリテーター)による「SLOW WRAP」。午前中のリカバリー入門と同じく第三回目の開催かつ今期最後の講座となりました。
まずは恒例の「安心のための同意」を池田さんが一読されました。改めて思ったのですが、何気ないことが書かれているこの項目のひとつひとつが、WRAPが開催されるごとにつけ足したりときには削ったりして、まるで秘伝のタレのようにとても大切だということです。この幾つもの同意を参加者全員で共有することが、素晴らしいWRAPの雰囲気をつくる原動力となっていると感じました。
その後は、「調子が悪い時(深刻な乱れ)のサイン」について、皆さんと一緒に考えていきました。そして、その後どうしたら「いい感じの自分」に戻れるのか?ということで「状況を引き起こしていることに働きかける道具」と「自分をいたわるための道具」についても考えを共有していきました。たくさんの意見があがったのですが、「安心のための同意」と同じく日常生活のちょっとしたことを意識し、考えながら気を配っていくことが、自分自身をより良くするための工夫の発見に繋がることに気づかされました。参加者6名と比較的少人数の講座だったこともあり、意見交換や雑談などが自然に交わされるゆったりとした雰囲気の中で、「調子が悪い」という深刻なテーマも扱いましたが、落ち着いてリラックスした感じが伝わってくる温かい講座となりました。
今回で池田真砂子さんによるWRAPの講座は最後となりました。池田さん、本当に本当にこれまでありがとうございました。来期からのWRAPのファシリテーターは石井まい子さんが担当する予定です。ご興味のある方はぜひご参加ください。
【リカバリーカレッジたちかわ事務局 松田】