【Slow WRAP】
リカバリーカレッジたちかわ事務局の松田です。本日7月8日の午後からは池田真砂子さん(ファシリテーター)と齊藤亮さん(アシスタント)による「SLOW WRAP」が開催されましたのでご報告いたします。
いつもの「チェックイン」と「安心のための同意」の後に話し合われたテーマは「調子が悪い時」と「クライシス」について。そしてそのような危機のときに「自分が自分のためにすること」と「人にお願いすること」についてでした。
辛いときの思い出は話し難いことは当たり前ですし、個人的な内容にならざるをえないことからも他人にはますます言いづらいものです。それでもWRAPのグループとしてならば、話すことも、聴くことも、世間話のようにスッと自然にできる空間になるところがとても魅力的です。やはり「安心のための同意」が常に図られていることが一番大切なのだと思いますが、それだけではなく、うまく言葉にすることのできない不思議な力が、いつの間にか周りにできあがっていくような感じがあります。辛く苦しい思い出のことを、ごく普通に冷静に振り返ることができて、お互いが確認し合うことで次へと繋げていく。改めて凄いなあと感じました。WRAPはまだまだ実践される場は少ないとも思いますが、いつでもどこでも気軽に参加できるくらいに世の中に広がってほしいと思いました。
今年度のSLOW WRAPは今日が最後となりましたが、9月からはじまる次年度秋期講座でも引き続き開催を予定しております。尚、記録やFacebookのアップなどにご協力いただいた齊藤亮さんはアシスタントとしてのご参加が本日で最後となりました。本当にありがとうございました。
※「Slow WRAP」は東日本大震災復興のチャリティイベントとして、ご参加された方の人数×1000円を法人より寄付させていただいております。