【リカバリー入門②】

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【リカバリー入門②】

前回の講座では、会場のすぐ隣で街宣車とデモ行進が行われ、進行が一時滞ってしまったのも記憶に新しいリカバリー入門。この土曜はなんと箱根駅伝の予選会と重なってしまいました。

また前回のように講座に影響なければいいのだけれど……と心配しましたが、さすがは箱根駅伝?やはりそこは前回とは違い、何事もなく和やかな雰囲気で講座が進められました。

リカバリー入門の2回目は、もう恒例ともなっています、「リカバリーを感じるもの」を持ち寄る回です。学生の皆さんはそれぞれご自身のリカバリーを感じる想いの詰まった品をご持参いただき、そこにまつわるエピソードを語っていただきました。

人生の転機になった時に支えてくれたもの、昔好きだったもの、手紙、ずっとそばにあったものや場所などなど……。他にも自分の人生史をまとめられたり、音としてCDを持って来て下さった方もいらっしゃいました。

そして皆さんそれぞれ素敵なエピソードを語っていただきました。語られているときの皆さんの表情がイキイキしていたのがとても印象的で、皆さんが話された後にはモノに生命が吹き込まれたように見えました。1人3分という時間がとてももったいなく、もっと話を聴いていたいと感じる時間でした。

その後に、こうしたリカバリーの経験を語ることの意味を確認しました。リカバリーができている人が話すからリカバリーがあるのではなく、人生の経験があるからリカバリーについて語れるようになる。私たち一人一人が持っている経験、体験がそのままリカバリーに繋がっていく。それを信じられることがリカバリーの道を歩んでいけるということなのだと考えさせられました。安心して体験を語れる場として、リカバリーカレッジがその役割を果たすことができれば、それ以上のことはないなと思います。

皆さんのリカバリーのお話を聴いていると、何だか胸の奥がじーんと暖かくなる感覚に包まれます。皆さんのリカバリーを感じるものを共有していただいて、自分のリカバリーの体験を語ることが他の人にも良い影響を与えることを感じさせられました。こんな暖かい心を常に持ち続けられたらどんなに良いことかと思いました。

かなりしっとりとした時間が流れた二回目を経て、いよいよ次回はリカバリー入門も最終回です。これまで、過去と現在のリカバリーについて見てきましたが、次回は未来のリカバリーについて取り扱います。皆さんのリカバリーをまた違う観点からお聞きしたいと思っています。

次回講座の残席が少しだけございますので、ぜひこの機会に私たちとご一緒に、リカバリーについて深めてみませんか?皆様のお越しをお待ちしております。

【事務局 嶋田剛志】