WHOが提唱する、生きていくために必要な根幹的な技術=ライフスキルのうち、コミュニケーションの力を高めていくことを目指します。

 

【講座】オープンダイアローグ
ひと同士が出会う開かれた対話

いま精神医療の現場で、注目を集めている新たな手法「オープンダイアローグ」。フィンランド発祥のこの治療法は、患者と医療者、ときには家族などの関係者も加わり、対話を行っていくものです。入院や薬による治療では得られなかった変化も見られるなど、その可能性に大きな期待が寄せられています。フィンランドの西ラップランド地方に位置するケロプダス病院のファミリー・セラピストを中心に、1980年代から実践されているもので、「開かれた対話」と訳されています。現在統合失調症等の精神疾患に限らず会社、組織、家族等あらゆる場面において個々の生き方やその環境に置いての過ごし方をスムーズにする目的で利用され始めている方法です。

【講師】三ツ井 直子さん
訪問看護ステーションシナモンロール代表 看護師
28歳で日本を出て、パックパックを担いで、タイ、ネパール、インド、フランス、スペイン、モロッコを経て、タイ古式マッサージ師としてイスラエルのキブツで数年間暮らす。37歳で日本に帰国し、看護師免許を取得後、5年間の都立松沢病院勤務を経て地域精神科医療の道へ。オープンダイアローグの対話実践に学びながら精神科訪問看護で勤務する傍ら、オープンダイアローグ、リフレクティングの学びの場を継続的に開いている。弟が統合失調症と診断を受けていることもあり、既存の薬物療法中心の精神科医療への疑問を抱えながら、対話的な取り組みの可能性を信じて活動している。
【講師】福井 里江さん
東京学芸大学 准教授
心理士として教育や実践に携っています。対話の中でその人とともに居続けること、思いを出し合える場を作ること、苦しいときに誰もが受けたいと思える精神保健システムに向けて仲間を増やし、手をたずさえて歩んでいくこと・・を大切に考えています。
【講師】川島 美由紀さん
ゆうりんクリニック 看護師
猫が大好きで猫二匹とひっそり暮らしている精神科訪問看護師です。方向音痴なのですが、知らない道を通る事が好きでよく道に迷いながら動いております。色々な場所で様々な出会いにワクワクしています。よろしくお願い致します。
【講座】コミュニケーションスキルUP
コミュニケーションの具体的な練習の場
【講師】岩嶋 寿子さん
キャリアコンサルタント
(いわしまとしこ) キャリアアドバイザー。ファシリテーター。その人がのぞむ生き方・働き方をサポートするために活動中。気なるワードはワークライフバランス/ソーシャルビジネス/ダイバーシティ/女性/子ども/教育。2女1男の子育て中。NPO法人ホスピタリティひの会員。子ども∞幸せ円卓会議inこだいら代表。
【講座】SST(Social Skills Traning)
社会生活で必要なスキルの練習

「SST(エスエスティ)」とは「Social Skills Training」の頭文字をとった略称です。日本語では「生活技能訓練」や「社会生活技能訓練」ともいい、認知行動療法の一つです。SSTの歴史は精神障害をお持ちの方に対しての支援がスタートですが、現在は療育の現場や復職(リワーク)や職場のストレスコントロールのためなど様々な場面でも用いられています。

そもそも「ソーシャルスキル」とは「社会の中で暮らしていくためのスキル」のことです。人は子どもから大人になるにつれ、家庭や学校や様々なコミュニティで人との関わりや社会のルール(社会性)などを身に付けていきます。しかし病気や障害によってソーシャルスキルの獲得が困難または低下する場合もあるのです。ソーシャルスキルはトレーニングを積むことで習得し、生活上の困難を緩和することが期待できます。SSTはそのソーシャルスキルを練習していく方法として広く知られています。

【講師】佐藤 幸江さん
SST普及協会認定講師・臨床心理士
(さとうゆきえ) 一般社団法人SST普及協会認定講師。臨床心理士。『読んでわかるSSTステップ・バイ・ステップ方式』著者。「もっと上手になりたいシチュエーション」を参加者が挙げて、その場面をロールプレイで再現しながらよりよい方法を探し、練習していきます。
【講座】アサーショントレーニング
お互いを尊重した自己表現の仕方

アサーティブネス(Assertiveness)の訳語は、「自己主張すること」。でも、アサーティブであることは、自分の意見を押し通すことではありません。自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、誠実に、率直に、そして対等に表現することを意味します。

しかし、長年身についた言い方の癖や態度はなかなか変えられません。それには練習が必要です。自分のコミュニケーションパターンに気づき、それをアサーティブなものに変えていく学びと練習が、アサーティブ・トレーニング(アサーション・トレーニング)なのです。

【講師】堀内 香苗さん
アサーティブジャパントレーナー・精神保健福祉士
(ほりうちかなえ) 精神保健福祉士。2016年 NPO法人アサーティブジャパンの会員トレーナー(ベーシックトレー ナー)となる。現在、同法人のスタンダードトレーナーとして登録。主に同法人の主催講座・受託講座のアシスタント、都内就労移行支援施設のアサーティブ講座を月1回担当。
アサーティブジャパン
【講座】こころとからだの表現
からだに聞きながらこころを知る
【講師】金子 しんぺいさん
パントマイミスト

(かねこしんぺい) 「喋らなきゃイケメンなのに。」と言われたことから喋らなくてもいいパントマイムの世界へ。パントマイムを清水きよし氏に学び、舞台・大道芸・映像作品など幅広く活躍中。また大学で教員免許を取得するも、“子ども達との関わりは、パントマイムを通じて!”と決め、全国の教育現場でワークショップをひらく。「パントマイムが培う想像力が、子どもの“思いやる力”を育てる。」という理念のもと、子ども達にパントマイムの魅力を伝えている。

パントマイムのお兄さん金子しんぺい
【講座】てつがくカフェ
対話とコミュニケーションを楽しむ場

哲学カフェとは、飲み物⽚⼿に進⾏役のサポートのもと、私たちの暮らしや社会に関わるテーマについて、参加者同⼠で話し合う営みです。1992年にフランス、パリのカフェで⾃然発⽣的に⽣まれ、その後、世界中に広がりました。⽇本では2000年ごろから⾏われるようになり、現在では全国100カ所以上の場所で⾏われていると⾔われています。

てつがくカフェとは・・・すぐには答えの見つからない問いを、みんなで、ゆっくり、考える時間です。様々な意見を聞くことで気づくこともあります。日頃不思議だな、変だな、と感じていることをみんなで話して一緒に考えてみませんか。やり方は簡単です。ひとの話しをじっくり聞いて、それについて気づいたこと、考えたことを話します。何を話しても大丈夫、否定しないのがルールです。すると本当はこう思っているんだということが、言える場になります。考えは変わっていいのです、哲学カフェは考えが変わることを大事にする時間です

【講師】小畑 郁さん
【てつがくカフェ】

(おばたいく)3人の子育てを通して、悩みの答えは本人の中にあるということに気づき、50歳をすぎて、その本人の中にある答えを引き出す手がかりとなる哲学にたどり着きました。その実践方法としての哲学対話と出会い、哲学対話のファシリテーションを学びつつ実生活への活用に取り組んでいます。

またNPOの活動で子どもたちの悩みと向き合うこともしています。これからも悩みの解決の糸口を自分でみつけられるように、みなさんと一緒に考えていければと思っています。

【講座:】ゲームdeコミュニケーション
アナログゲームを通じた対人練習
【監修】松本 太一さん
アナログゲーム療育アドバイザー
1980年、東京都生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科障害児教育専攻卒業。教育学修士。在学中は、自閉症児治療教育法のひとつ「太田ステージ」開発者である太田昌孝の指導のもと、発達障害児を対象としたソーシャル・スキル・トレーニングの実践研究を行う。卒業後、福祉団体や人材紹介会社で成人発達障害者の就労支援に携わる。その後、放課後等デイサービス職員として障害児療育に従事。カードゲームやボードゲームを用いて発達障害児のコミュニケーション力を伸ばす「アナログゲーム療育」を開発する。2015年6月に独立。現在は、フリーランスの療育アドバイザーとして、放課後等デイサービスや就労移行支援施設で「アナログゲーム療育」を実践する他、全国各地で研修を開催している。
【講座】小さなおしゃべり会
コミュニケーションに苦手意識がある方の練習の場
【ファシリテーター】オッチ
すぺぃろスタッフ
【講座】精神科医のアタマの中
精神科医が普段どんなことを考えてるのか知ろう
【コーディネーター】岩谷潤さん
精神科医
(いわたにじゅん) 2022年10月 - 現在公益財団法人 こころのバリアフリー研究会 特派員 2020年4月 - 現在海南市教育支援委員会 委員 2019年 - 現在和歌山県環境生活部所管公募型プロポーザル方式等事業者選定委員会 委員 2014年7月 - 2020年7月NPO法人ゆるら 理事長 2014年5月 - 2019年5月公益財団法人 こころのバリアフリー研究会 プログラム委員 2010年 - 2017年日本精神神経学会国際委員会 委員 2014年6月 - 2015年6月NPO法人日本若手精神科医の会(JYPO) 理事 2014年5月 - 2014年7月NPO法人ゆるら 理事 2013年2月6th International Meeting of WPA Anti-stigma Section Executive Committee Member