【リカバリーカレッジが岡山に!】
昨日はリカバリーカレッジOKAYAMA開設記念講演会に、たちかわから山本と嶋田が日本での実践を紹介させていただきました。この記念講演会は、来年から始まるリカバリーカレッジOKAYAMAのキックオフイベントで、県内外から100人以上の方が集われました。
記念講演会ではまず、聖学院大学の助川先生から「イギリスのリカバリーイノベーションの概要」のお話がありました。アメリカで生まれた「リカバリー」の概念が、どのようにイギリスで広まったのかお話いただきました。イギリスでは医療費を抑えるために予防や早期治療に予算がかけられている事が印象的でした。
次に、久留米大学の坂本先生とリカバリーカレッジOKAYAMAの木本さんから、イギリスリカバリーカレッジの視察報告がありました。とても40分という時間では語りきれないほどの濃密な報告をしていただきました。
そして山本がたちかわでの実践の紹介をしました。たちかわの仕組みは、リカバリーカレッジの中に障害福祉サービスを埋め込んだ取り組みです。その取り組みが3年かけて、これまでに行った講座数182、延べ講座参加学生数2,233!そして95%以上の満足度を獲得出来ており、積み重ねの大きさを実感しました。
嶋田はリカバリーカレッジに出会う前後に起きた変化の話や、リカバリーカレッジを学生、運営委員、事務局スタッフの立場で見てきた声をお届けしました。学生の時には社会との接点であり学びの場であったリカバリーカレッジが、運営委員をさせていただく中で自分の病気の体験が大事な資源だということに気付かされました。そして事務局スタッフとしての今は、いかに水平な関係でいられる場所を提供できるかに心を砕いております。
この日は岡山県外からも名古屋や愛媛、大分といった遠方からもお越しいただき、会後に直接感想を伝えていただく機会に恵まれました。年々高まるリカバリーカレッジへの期待と、先駆者である立場にある責任感に、背筋がシャンとなる思いです。
今年は全国各地でリカバリーカレッジが立ち上がるとのお話を聞いています。水平な関係でリカバリーについて学びあえる場が増えていくことにワクワクしています!
講演会の後は懇親会にも参加させていただきました。「話してる姿がかっこよかった」「ピアがいると場が締まるね!」などと声をかけていただき、ピアの持つ力が自分の想像以上に大きいことに気付かされました。そして翌日の研修会に話は続きます。その話はまた後日に……!
【事務局 嶋田】