【サポートあれこれ⑧ヘルパー編】

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【サポートあれこれ⑧ヘルパー編】

皆さんこんばんは。リカバリーカレッジたちかわ事務局の山本です。

1日経ってしまいましたが、昨日の夜のリカバリーカレッジたちかわは、「制度や資源を知ることで生きやすくなる」をモットーに、毎回その道のプロフェッショナルをお招きしてお話を伺う講座「サポートあれこれ」でした。

今回のテーマはヘルパー。お隣の国立市を中心に精神障害の方に特化したヘルパー事業所を展開されている一般社団法人たまぷらねっとさんより、事業所の古旗さん、ヘルパーをご利用中の久慈さん、その久慈さんのお宅に入られている富田さんのお三方をお招きして、ヘルパーという身近なようであまり知られていない事業に迫りました。

山本は事前にたまぷらねっとさんにお伺いし、お三方と打ち合わせをさせていただいていたのですが、その時から「これは面白い回になる」と確信できるほど、たまぷらねっとさんの活動やお三方の関係性が魅力的でした。その予感が確信に変わる講座となりました。

会場の学生さんから知りたいことを募り、そこにお三方がそれぞれの立場からお答えしていくスタイルで進行したのですが、ヘルパーの資格試験のことから普段仕事している時の気苦労ややりがい、訪問看護との違いなどなど、とても興味深い質問が並び、カレッジの学生さんの関心の深さが伺えました。

「ヘルパーさんを使っていた方が自力でできるようになり、卒業した人はいるの?」という質問には、お越しいただいていた久慈さんがまさにロールモデルで、最初は同行がないと通院にも行かれなかったそうですが、今ではお一人で病院に行かれているとのこと。緊張されながら訥々と語って下さるその姿に、これまでやってきたことに対する自信のようなものが感じられました。

個人的には「ヘルパーだけの時にはエアコンを付けなかった方が、同じタイミングで訪問看護の方が来たら、そこからエアコンを付けられた…」という富田さんのお話がツボ。ヘルパー事業所にはクレームが多くて胃が痛い日々と語る古旗さんのお話からも、ヒエラルキーが生じやすい精神保健医療の中で、ご利用されている方がちゃんとユーザーとして主張しやすい?ヘルパーという制度の水平感は、どんなところから来ているのかと考えさせられました。

それってリカバリーカレッジに通じるところがあるのかも知れませんね。

ヘルパー事業所以外にも面白そうな協働の取り組みを自然体で行われているたまぷらねっとさん。ぜひ今後もコラボさせていただきたい素敵な団体さんでした。

古旗さん、久慈さん、富田さん、遅くまでありがとうございました!

【事務局 山本俊爾】