【リカバリーストーリーにふれる③】
いよいよ春期講座も最終日を迎えました。
午前は「リカバリーストーリーにふれる」の第3回目。
今回は、自分のライフラインを書きました。
皆さん、これまでの人生の中で大きなライフトピックがあったことかと思います。そのライフトピックが、自分にとっていい時だったか、それとも悪い時だったか、どれだけワクワクしたか、幸福だったかを、その時の年齢に併せてグラフに書き込みました。点在していたライフトピックを繋ぐとライフラインができあがります。それを眺めていると、「自分の人生色々あったなあ」と感慨深い思いに浸れます。
中には、思い出したくない過去を思い出され辛くなることも……。ただ、一度振り返ると、また次回に振り返った時にはまた違った捉え方ができます。それはストーリーのもつリカバリーの力なのではないでしょうか。
ライフラインの作成で過去に戻り膨大なエネルギーを消費した後は、グループで作業の感想を共有し合いました。お一人お一人のライフラインを作成した感想や、リカバリーストーリーを聞く中で、自分が思い出せなかった昔のことを思い出せるようになった人もいました。人生の新たな意味を付け加えられた人もいました。病んでいる人に必要なのは、薬ではなく「人」ではないかと言う人もいました。一度整理する作業を挟むことで、自分の過去の体験の意味付けは大きく変わってくることをまざまざと感じました。
今回はリカバリーストーリーにふれるところで終わりましたが、参加された皆さんがリカバリーストーリーを語られるようになることを、心待ちにしております!
【事務局 嶋田】