【大阪からお客様がいらっしゃいました】

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【大阪からお客様がいらっしゃいました】

この週末はリカバリーカレッジたちかわに大阪から視察のお客様がいらっしゃいました。金 文美 (Fumi Kin)さんと宮本 如奈 (Yukina Miyamoto)さん。PSWとして関西ではPSW協会含めて精力的にご活躍されていらっしゃるお二方です。

リカバリーカレッジたちかわの視察コースは試行錯誤を経て、
金曜(事業説明〜運営委員会ご参加)
→土曜(講座参加〜事業説明と意見交換)
という流れに落ち着いて来ています。今回も小松学長と山本がお話など担当させていただきました。

ご見学される方と私たちリカバリーカレッジ関係者が共有したいのは、この活動を通じて得られる価値観の変化だと感じています。

リカバリーカレッジは本国イギリスでは「支援者の意識をリカバリー志向に変えていく」一つの手段として、講座を行うことだけではなく、いかなる場面も「協働する(さまざまな立場の人が一緒に創っていく)」ことが大切にされています。それにより精神保健福祉・医療において固定化されている支援者と被支援者の従来の関係性、従来の風景を変え、支援者側のパラダイムシフトを生じさせることが見込まれています。

ただカレッジをやっていると、もっと大きな力を秘めた取り組みだと感じます。そしてカレッジに限らず、支援や治療の場ではないフィールドでさまざまな人々が疾患や障害を意識せずに共に活動していくことが、自然な(そして当たり前の)人間関係、地域社会を生み出すと感じられるからです。

「対等性」とか「水平な関係」なんてことを声高に叫ばねばならないフィールドは、おそらくまだまだ不平等で歪な関係がはびこっているということかも知れませんが、そこから始めなければならないのもまた事実。カレッジという取り組みにピンと来られた方々と響き合い、各地で既にご活躍をされている心ある方と結びつきを強めて、大きなムーブメントにしていければと願っています。

「まずはリカバリーカレッジから」

そんなキーワードで、これからも日本のステキな方々と出会えればと願っています。金さん、宮本さん、ありがとうございました。お二人の中に何か残るものがあり、地元が豊かになっていかれたら嬉しいです。

リカバリーカレッジたちかわの視察ツアーは随時受け入れを行なっています。お気軽にご相談ください。

【事務局 山本俊爾】