【3/4(土)PM:当事者研究】
リカバリーカレッジたちかわ事務局の小川亮から、午後の講座「当事者研究」のご報告です。「NPO法人ふらじゃいる」さんから、Jiroさん、佐藤ひさまささん、しらえかすみさんのお三方を講師にお迎えし、13名の参加者とともに開催されました。
日常生活での苦労や困りごとについて、「研究」という視点から、楽しくそしてユーモアあふれる新しい自分の助けかたを見出していく「当事者研究」講座。幕開けは、講師のみなさんからの自己紹介。自己病名をまじえつつ、ホワイトボードへの図示も駆使したお話に、それぞれイメージをふくらませながら、耳を傾けます。つづいて、今度は参加者のみなさんの自己紹介。後半の「研究」への助走もかねて、それぞれの日々のなかでの苦労や、よかったことをシェアします。
休憩をはさんで、前回やこれまでの「研究」を振り返った後(←「リカバリーカレッジという場やそこでの学びが希望につながっている」という、とても嬉しいお話があり、事務局としては光栄至極でした)、いよいよ本日の「研究」へ。
「料理」や「掃除」といった、日常の身近なテーマにまつわる困りごとについての「研究」が、フロアからの発言やそれへの応答をかさねるごとに、深まり、また、広がっていきます。似たような経験を持つかたからの共感があったり、あるいは、また違った切り口からのコメントがあったり。ワイワイと、ときに笑いをまじえつつ、言葉がいきかう場をともにすることで、時間が経つにつれ「研究」が形をなしはじめたころ、終了時刻を迎えました。知恵を出し合い共に学びあうことで、それぞれの「研究成果」を持ち帰っていただけていたら嬉しいです。
全体として、初めてのかたから経験者のかたまで、様々な立場のみなさんにに開かれたリカバリーカレッジという場で、当事者研究の奥深い世界への入り口に立つようなひとときでした。ということで、より学びを深めたいかたはぜひ、東京都練馬区を拠点とするNPO法人ふらじゃいるさんの活動
https://ja-jp.facebook.com/npofragile/
も、チェックしてみてくださいね。
リカバリーカレッジたちかわは、冬期講座修了式に向けてラストスパート。みずからが学びたいことを学ぶ場を、一緒につくっていくために、ご意見やご要望を、あるいは、お知恵やお力をお貸しいただける方々を、いつでもお待ちしております!
【リカバリーカレッジたちかわ事務局 小川 亮(まこと)】