【リカバリーストーリーにふれる⑧】

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【リカバリーストーリーにふれる⑧】
こんにちは!リカバリーカレッジたちかわ事務局の小川です。
昨日、今日と梅雨の真っ只中のはずが、大変な真夏日になりましたねー!

本日、午前中は、リカバリーストーリーの第8回目でした。
今まで扱ってきたテーマを踏まえ、竹内政治さんをゲストスピーカーにお迎えして、竹内さんのリカバリーストーリーをお伺いしました。

幼少期から発病当時、入院の体験、大切な人への病気の開示・心を開いていくまでのプロセス、作業所での過ごした時間から「当事者の主体性ってなんだ?」と考えて当時社会を作られたこと、就職での人間関係を苦にしての自殺未遂、その後100人近くの仲間がお見舞いきてくれたことから現在まで。
「なかなかしゃべり、うまいでしょ?」という茶目っ気たっぷりな竹内さんの軽妙なトークで、会場は(おそらく)5分に1回は笑いに包まれました。
「人生には人間関係や笑いが大切」とおっしゃられる、とても明るく、温かい竹内さんのお人柄が、そのまま会場の雰囲気に流れていたひとときでした。

フロアからは、「竹内さんの芸風がすごい!」「スライドも資料も一切ないのに夢中になって聴いていた」「なんでこんなに話がうまいの?」という純粋な感想から、「どうやってこの語りを鍛えてきたの?」「当事者が語る意味って?」「ご自身の人生を愛せるようになった一番のきっかけは?」など、10個近くのたくさんの質問も出ました。
竹内さんがひとつひとつ丁寧にお答えくださる過程で、10年前から月に3回くらい頼まれて話すようになり、最初は原稿を作って読んでいたが、これは違うと思って「話術で伝える」ことを目指して今のようなスタイルになったこと、「やはり当事者本人しか分からないことは、当事者本人が伝えていかないと伝わらない」という思い、家族を得たとき、いろいろなところで語って共感を得たときに自分を受け入れられるようになってきたとなど、さらに深めたお話もうかがうことができました。

竹内さんのお話で「勇気づけられた」「深く心に残った」「今日はお話をうかがえてよかった」という学生さんが本当に多く、次回、最終回となる「リカバリーストーリーにふれる」の講座の中で、学生の皆さんからリカバリーストーリーを語る方を募集したところ、即決で2名が決定!
今日の会場で、まさに竹内さんのおっしゃる「仲間の力」「笑いの力」を感じました。

さて、そんな竹内さんですがブログをやられているとのことで、よろしければ、皆さんもご覧になっていただければと思います。
竹内政治さんブログ「管理人のつぶやき」
https://ameblo.jp/weeds-saitama/

約一年にわたってお送りしてきた「リカバリーストーリーにふれる」も次回でいよいよ最終回となります。
まだ若干お席に余裕がございます。ご興味のある方は、ぜひお越しいただければと思います。